竹中由浩 その後の名門

カラー 43ページ
70年代、日本のルアーフィッシング黎明期に活躍した名門アブとミッチェルのリールのうち、日本のファンが注目しない80年代90年代の製品を取り上げ、この時代のアブ(アブ・ガルシア)やミッチェルについて考える。
PART1~PART4は、芸文社『ギジー』2015年秋/冬号に掲載された「リールの話/ABUからAbuGarcia MitchellからMITCHELL - その後の名門」を加筆修正。
PART5はペーパーバック版のみの書き下ろし。
【PART1 本国生産と旧型の活用】
●80年ごろスウェーデンとフランス本国で作られたオリジナルモデルは、実績あるメカニズムを維持したものだった。
写真:カーディナル50/ミッチェル4400/丸型アンバサダー/ミッチェル308
【PART2 アジア外注と新デザイン】
●80年代はじめ、アジア外注政策が本格化。アブ・ガルシアはデザインコンサルタント会社にデザインを依頼、イメージ一新をはかる。
写真:カーディナル700/ミッチェル2200RD/ミッチェル3500RD/大森ミッチェル/カーディナルC/カーディナル800/アンバサダーライト/カーディナルSM/アンバサダー3000C
【PART3 伝統を生かす】
●90年代、丸型ベイトの流行でアンバサダーも新世代の丸型をラインナップ。ミッチェルは往年の卵形を取り入れたデザインとともに「らしさ」を追求した。
写真:アンバサダーSM1600C/アンバサダーモラム/プリビレッジ/プレステージ/スパイダーキャスト/500ロングショット/ミッチェル300X
【PART4 独自機構の追求】
●90年代、アブ・ガルシアもミッチェルも独自のメカニズムを採用して革新に努めた。
写真:カーディナル600/アンバサダーEON/クォーツ
【PART5 ピュア・フィッシングの時代】
●95年のアブ・ガルシアに続き00年にはミッチェルもバークレイ傘下、すなわちピュア・フィッシンググループに組み込まれ、現在に至る。
写真:レボ・ネオス/レイレックス/カーディナル300/カーディナルⅢ/レボLT/アイディール/アボセット/300Xe/マグプロエクストリーム/14年型300
定価
1,091 税込
1,200