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竹中由浩 パーツは饒舌

 

白黒 99ページ

ハンドルやギアなどのパーツを通じてリールを語る。
初めての雑誌連載『マイナーリールの紳士録』に続き、2001年秋から11回にわたって「週刊釣りサンデー」に掲載された、筆者2番目の連載記事を、未掲載回1本を含めて収録。
すべての回に【2024年の自己解説】つき。

【ラインローラー】
ラインローラーと糸ヨレを考察。解説では80年代の投げリールの糸ヨレ対策、そこから現在のBB入りラインローラーの必要性を考える。

【右か左か(スピニングリール編)】
正しい使い方を普及させるより売り上げを優先した日本の釣具業界。
解説では現在のメーカーの姿勢を考察。

【インスプールかアウトスプールか】
当時すでに旧式だったインスプールを使うことを考える。
解説ではインスプールのほうが機構的に無理がないことや現実的な問題を指摘。

【ニューガイドコンセプト】
当時最新のニューガイドコンセプトについて。

【ベールスプリング】
アウトスプールへの移行期に使われたトーション式ベールスプリングの逸話。バラクーダを釣り上げたオリムピックスタッフの姿に「ペンチだ、ペンチ! だれかペンチを持っていってやれ!」とゼブコが叫んだのは?

【右か左か(ベイトリール編)】
パーツではなく90年代に発売されたダイワの異形左ハンドルベイトについて語った異色の回。

【ハンドルノブ】
グロリアとシトロエンのシート、日本メーカーとミッチェルのハンドルから、日欧メーカーの道具に対する姿勢を考える。

【ベベルギアとウォームギア】
繊細なミッチェルと質実剛健なカーディナル…そんな印象とは逆に、ラフだがパワフルなベベルギアとスムーズだが非力なウォームギアがこれらのリールに使われていた。
解説ではウォームギアによる「アメリカン・スピニング」特性を考察し、現在のギアでその味を出せないか考える。

【ハイポイドフェースギア】
現在すべてのリールが使用しているフェースギアについて。
解説ではその後のフェースギアについて。

【ドラグ】
「釣力」にこだわった日本市場、「フィーチャー」に走ったアメリカ市場。
解説では実際のリールにどれくらいの力がかかっているかや、80年代のリールがフィーチャーに走った理由など。

【スプール】
連載終了に伴い、差し替えた未発表原稿。

【取扱説明書】
90年代日本メーカーのトンデモ説明書と、対極たる70年代のガルシア・ミッチェルの説明書。
解説ではやはりミッチェルは尊敬すべきメーカーであったことなど。

 

定価 1,137 税込 1,250

 

 


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