Ambassadeur 6600CA
当店HPの『Q&A』コーナーにこんな質問が

オールドアブの6600C(スムースリム、黒ベロ)は何度か拝見した事はあるのですがパーミングカップの6600CA.6600C(クロームフレーム、黒ベロ)は存在するのでしょうか、あればフットナンバーは何種類でしょうか?
下らない質問ですが昔から疑問でスッキリしたいので宜しくお願い致します。


このリールは私の中でも微妙な位置にあります。
返答に確信を持てない機種なんで書くべきではないのかもしれませんが、あまりにも聞かれる事が多いので文章にしてみようかと。
でも、スッキリしないかもしれませんけどね。

で、個人的には6600CAは『存在しない』と思ってます。
実物を見たことが無いのもあるし、またその他にも私的な理由はあるんです。
ただ、コレはあくまでも私の勝手な見解であって、『存在した』『存在しない』の本当の所は解りません。
これより先を読まれる方は、上記をご理解の上で読み進めるようにお願いします。

存在が噂される理由
①5600CAがあるんだから6600CAも当然存在するだろう
そう考える方は多いようです。
アンバサダーにはその考えが当てはまる機種が多いので分からなくもないのですが、例えば5500 Champagne Gold、5000D、5600ALなどにはその上のサイズ、6000番は存在しませんでした。
なので考えとしては必ずしも当てはまる訳ではありません。

②展開図の存在
海外には膨大な量の展開図を閲覧できるコレクターや修理業者さんのHPがあったりします。
そんな中には Ambassadeur 6600C 81 08 00 なんてモノもがあったりして、コレを6600CAと見ている方もいるようです。 私はコレすらも実物を見たことが有りません。
この頃の展開図はそれまでとは異なる規則性のパーツ番号が採用されてる為、私の知識では断言はできないんですが、このモデルはアルミのインナープレートのフレームを採用しています(あくまでも多分)。
また、クリックスイッチの存在や4本爪ドラグの採用、左リムにモデル名で右リムにプロダクトステッカーというリムステッカーの貼付の仕方を見ると、作りとしては6500Aや6500STで言うところの後期型に相当するかと思います。
ただ、ABUの展開図には結構間違いがあったりして、100%は展開図の情報を信用できないんですけどね。

③印刷物の存在
6600CAが掲載されている印刷物は少ないと思うんですが、「はじめてアンバサダーを使うための入門手引き」に掲載されています。
コレの影響は結構大きいと思います。 80年代初頭、当時のABU日本総代理店だった(株)エビスフィッシングが発行した物で、アブクラブというABU関係の情報誌の年間購読を申込むともらえた物だったと記憶しています(違ってたらスイマせん)。
これに載ってたから存在するとの意見もあるんですが、果たして掲載されているリールを鵜呑みにして信じていいものなのか? 次回につづく。
興味の無い方々にはゴメンなさい。

 

カテゴリ:ABU 投稿者 山中 at 2009/01/24-11:52

コメント
画像までUPしていただき恐縮です。
しかしABUも謎が多いですね。
カタログ掲載モデルなのに実際は販売されて無いであろう6600CA、逆にカタログ等当時の画像は皆無なのに市販された4600CA。
そういえばガキの頃もランボルギーニイオタの謎めいた所に惹かれてました。
投稿者 ワイドスプール at 2009/01/25-12:24

私もイオタ好きです。
5084、4860、3781なんて数字を見ると凝視しちゃうし、本屋でBob Wallace、SVR、SVJなんて文字を見つけると即買です。
やはり謎多き物に惹かれてるんでしょうかね?
投稿者 山中 at 2009/01/26-10:26


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